三味線の材料
三味線の材料でまず大切なのが棹の材質、高級な紅木や紫檀から比較的安価な花林まで、そのほとんどが東南アジアやインドからの輸入品です。胴には花林を使用するのが一般的です。
皮は猫が高品質ですが1匹から1枚しか取れないので高価です。比較的安価な犬皮も条件次第では猫皮よりもよい音を出すことが知られています。一方、合成皮の開発も進められています。
他にも三味線には象牙やベッコウなど、今後扱いが難しくなると心配されるものも材料に多く使われています。

棹材の種類
花林
花林材は東南アジア、主にタイで産出されます。材質は一般の木材と比べると硬いといえますが三味線の材料としては柔らかいほうに属し、音色も柔らかいものとなります。入門用や練習用の三味線の竿として使われることが多く、また木質が音響的に胴に適しているため、ほとんどの三味線の胴は花林でできています。
紫檀
紫檀材も東南アジア、主にタイで産出されます。材質は花林より堅く粘りがあり、花林とともに唐木として高級和家具などにも使用されています。三味線の棹としては、紅木と花林の中間品とされており、また音色的にも中間品ということになり、主に練習用や演奏会用の三味線として使われています。
紅木(トチのない材)
紅木材はインド南東部奥地で産出されます。材質は水に沈むほど密で堅く歪みがこない。三味線の棹としては最も音色がよく、木地の色は赤みがたったものや黒めのものがあります。
紅木(トチのある材)
もともと高級品である紅木のうち、トチという木目とは違う美しい模様が多く浮き出ているものはとくに高級品として珍重されている。






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