三味線の制作過程
三味線の制作は大きく分けて木工部分と皮張りです。
木工部分においては大手工場で一環生産することもありますが、基本的には職人が一つ一つ腕によりを掛けた工芸品と言えます。
また皮張りも「破れる直前まできつく張った皮の音が最高」との声が多いことから、こちらも長年の経験と感だけが頼りの技です。

三味線と言えばなんといっても棹が命、職人の巧みの技の集大成です。ここでは標準的な3本つなぎの棹の制作過程をご紹介します。

材料となる荒木を吟味する。
左が三味線の棹として最高の木材である紅木の荒木の状態です。この紅木をはじめ紫檀や花林などの三味線の材料となる木は、そのほとんどが輸入材であり、状況によって丸太の状態で輸入されたり、左写真のように軽く削りだされた荒木という状態で輸入されたりします。ちなみにこの紅木、水に沈むほど重く、表面にはトチとよばれる普通の木目とは似つかない模様が浮いているため、木材とは思えない様相です。
右の長いのが上棹、中棹、下棹となる材料。左の上が天神、下が中木となる材料です。

以下次号、ご期待ください。






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